辛い受験生活の中、ただ闇雲に行動しても大きな成果は得られない。
辛いときこそ公認会計士を目指そうと思った頃に描いた夢を思い返し、改めて意味のある一歩を踏み出してほしい。
今年は春の訪れも早く、桜咲き誇る中、某大学の新入生を対象とした入学準備説明会に参加した。
新入生に対してどのような準備をして大学生活を迎えるべきか先輩からアドバイスをするというイベントである。
その中で公認会計士試験合格者である新4年生が
「単に4年間をダラダラ過ごして社会に出るのではなく、しっかりと目的意識を持って4年間を過ごして欲しい。それが自分にとっては公認会計士という資格だった」
という話をした。
そんな話に触発されたせいか、私が構えた資格取得相談ブースにその後多くの新入生が訪れた。
「社会学部なんですけど公認会計士は目指せますか?」
「法学部で将来司法試験を受験するつもりなんですけど、その前に取っておいたほうが良い資格はありますか?」
「経済学部なんですけどお勧めの資格は何ですか?」
等々、どの顔も非常にキラキラと輝いていた。
果たしてこの中の何人が実際に資格取得のために一歩踏み出すのか?
夢を持つことは誰にでもできる。
大切なのは夢の実現のために行動を起こすことだ。
公認会計士受験生のみなさんは既にこの行動を起こした人達ではあるが、辛い受験生活を送る中、自分の夢を忘れかけていないか?
ここで再度自分の夢を思い返してほしい。
そして公認会計士になってどんな素晴らしい人生が待っているのかを想像してほしい。
そして改めてそのための一歩を踏み出し、夢に向かって突き進もう。
行動あるのみというが、夢を持った行動にこそ意味がある。