得点をとるためにはどのような要素が必要なのか。
これを明確に把握しないまま、ただがむしゃらに勉強しても、どこかで行き詰ってしまう。
努力を向けるべき方向を、明確に把握しよう。
「バスケットボールでシュートを決めるのって、実は簡単なことなんだよ。決まったときの状況を記憶に刻み込んでおき、それを再現すれば良いだけ。同じ位置から、同じところを狙って、同じフォームで投げれば、必ずシユートは決まるわけ。この同じことを当たり前のように再現できるようにするのが練習なんだ。何となく投げて、“決まっだ”といっては喜び、“決まらなかった”といっては落胆する・・・。このようなことを繰り返しているだけでは進歩はないんだよ。」
これは私が中学時代、体育の授業で先生からきいた言葉である。40年以上が経過した今でも、心に深く刻まれている。
23年目標の方々は、論文式演習の真っ只中である。
思うように得点が取れず、苦しんでいる方も少なからずいらっしゃることであろう。
計算問題では、「正解を導くために必要な解答手順を明確に把握すること。」
記述問題では、「合格点獲得のために答えるべきポイントを明確に把握すること。」
このような明確化を行ったうえで、それを確実に再現できるように繰り返していくことが、合格につながる学習となる。
机には向かっているものの、得点が伸び悩んでいる方へ。
何となく投げて、結果に一喜一憂するような学習になっていないだろうか。
どのようなことをインプットし、どのような所作を経てアウトプットすれば得点につながるのか。
この問いに答えられる方は、得点力アップのための準備は整っているといってよい。
いまだ答えが見つかっていない方は、講師に相談し、努カすべき方向を明確に把握しよう。
皆さんが見事ゴールを決められることを願っている。