5月から直前対策答練が始まる。
受験しなくて良い人などいない。
公認会計士を目指している諸君にとっては大型連休など関係なく、日々猛勉強をしていることと思う。
直前対策答練も始まり、さあこれからだとますます気合が入っていることだろう。
直前対策答練は、試験委員の直近の情報を分析し、出題可能性の高い論点を中心に本試験予想問題として出題している。
論文対策における総仕上げである。
これまでの答練よりもより理解力が問われている。
直前対策答練を受験する際のポイントを2つ挙げてみよう。
1.現時点で持っている全ての知識を使う
勉強はインプットがありアウトプットがある。
自分のインプットが完璧であると自信を持って言える受験生は多くない。
インプットはもちろん必要ではあるが、インプットが完璧でないから答練を受験しないということは愚の骨頂である。
現時点で持っている全ての知識を使って、自分はどこに位置しているのか?どこが取れなくてなぜ取れなかったのか?を体感し、残る期間での課題を発見しなければならない。
2.制限時間内で考え抜き解答を導き出す
本試験は制限時間内に解答を導き出さなければならない。
答練中その場で真剣に考え抜く勝負を繰り返すことでしか現場思考力や対応力は養えない。
緊迫したスペースで時間に追われながら惰性ではなく緊張感を持って真剣に取り組むことが重要である。
直前対策答練こそ公認会計士試験の勉強の醍醐味である。
5月に短答式試験を控えている方も、論文式試験は突破しなければならないのであるから、逃げないで気持ちを奮い立たせ、直前対策答練を受験して欲しい。
現時点の知識で、制限時間内で考え抜くことをぜひ実践していだだきたい。