日々の勉強の中で、問題が解けなかったり、失敗をしたりすることもあるだろう。
だが、それを恐れることはない。
その原因を知り対策を講じることで、また一歩合格に近づく。
私事ではあるが、私には未就学の子供がいる。
当然のことだが、食事や着替えなど日常生活においてまだ出来ないことが多い。
つい数か月前まで、補助付きのお箸では食材を掴めず、スプーンやフォークでしかまともに食事ができなかった。
しかし、大人がお箸で食材を掴んでいる様子を見せたり、大人と一緒にお箸の持ち方を練習することで、今では小さな豆まで上手に掴めるようになった。
子供なりに出来ない原因を考え工夫したことで、食材を掴むという成功に繋がったのであろう。
次元は違うが、受験勉強においても同じことが考えられないだろうか。
合格という成功に繋げるためには、日々の勉強において失敗の原因を追及し、反省・改善する姿勢がなければ、同じ失敗を繰り返してしまい成功には繋がらない。
問題集や演習を解答し、出来なかったところについて解答解説を見ただけで納得し満足してはいないだろうか。
出来なかった原因まで追及できているだろうか。
出来なかった原因が解っていなければ、同じ失敗を繰り返してしまい正解に繋がらず何度解いても結果が同じになってしまう。
出来ないことを恐れる必要はない。
恐れるべきなのは、失敗の原因を追及せず同じ失敗を繰り返してしまうことだ。
失敗の原因を追及し、確実に正すことを繰り返していくことが大切なのである。
本試験までにどれだけ失敗し、その原因を正しく追及できるか。
合格という成功のために必要な一つの、そして必須の要素である。
これを心に刻んで日々の勉強に励んで欲しい。