受験生にとって年末はとても大切な時期である。
学習が遅れている方にとっては追いつくチャンスであるが、ここで油断をすれば更に遅れの挽回に時間がかかるようになる。
合格を手にするために、有意義に過ごして欲しい。
師走の候、受講生諸氏におかれては如何お過ごしであろうか。
今年も「年の瀬」を迎える。「年の瀬」とは年末、12月を指す言葉だが、そもそも「瀬」には、川や海の流れが速い場所(危険な場所)という意味があるそうである。
古より年末は、溜まったツケを払い、新しい年を迎えるための準備をする大切な時期であり、慌ただしく、あっという間に時が過ぎてしまうため、年末はまさしく「年の瀬」というに値する。
さて、受験生諸氏にとっての年末はというと、学習が遅れている部分があれば早急に追いつき、会計士試験に合格し受験勉強に区切りをつける新しい年を迎える準備をする時期である。
油断をすると、あっという間に時が過ぎ、学習の遅れの挽回に更なる時間と労力を費やさねばならなくなる、まさに危険な時期でもある。
慌ただしくとも良い「年の瀬」を過ごせば、良い「新年」を迎えることができるのと同様に、年内に終えるべき事項を済ませれば、翌年はきっと良い年になるであろう。
ところで、受講生諸氏には年内に終えるべき課題が明確になっているだろうか。
課題は各々異なるはずである。
これまで受けてこられた答練の結果などを具に振り返り、ご自身の課題を探求して欲しい。
ご自身で課題を見つけられなければ、ぜひ講師に相談して欲しい。
合格するためのご自身の課題を見極め、その課題の解決に向けて焦らず慌てず、素直に歩を進めて欲しい。
合格の栄冠を手にするために、どうか良い「年の瀬」を過ごしていただきたい。