失敗するのは構わない。
大切なのは失敗してからの行動である。
何もしなければ、何も得られない。原因を分析して改善すれば、成功が近づいてくる。
「失敗は成功のもと」ということわざ自体は、皆さんご存知だと思う。
ただ、そこにはちゃんと意味があり、結果的に最初は失敗だったけど、次はたぶん成功するだろうということではない。
最初に失敗してもその原因を分析し、やり方を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるので、一度や二度の失敗にくじけるべきではないという意味である。
逆に言えば、失敗してもその原因を分析しなかったり、やり方を改善しようとする姿勢がなければ、また同じような失敗を繰り返すことになる。
会計士試験の勉強方法も同じことが言える。
最初から順調に進み一発合格する方もいれば、最初は勉強方法もわからずに上手く進めることができず、不合格となる方も多くいる。
もうすぐ5月短答の合格発表だが、不合格となった方は必ずその原因を分析していただきたい。
上手くいかなかった原因を明らかにし、次年度はそれを改善していき、合格を勝ち取ってほしい。
会計士試験は多科目試験である。
ある科目だけ出来てもある科目が不得意だと合格できない。
不得意科目や同じ科目の中でも苦手な分野がある方は、まずはその底上げを図っていこう。
各科目で基本的な論点が確実にマスターできれば、十分合格できる。
成功のためには、失敗の振り返りが大切である。