受験生活も終盤に入った。
この時期になると、どこまで手を付ければいいのか迷う人が多くなる。
だが、あともう少し。
迷うものこそやり尽して、悔いを残さないようにしよう。
会計士になりたい」そう思って開始した受験生活も終盤に入った。
論文式本試験まであと何日、とカウントダウンをしている人もいるだろう。
毎日あった答練も徐々に終了し、残された時間で何をするべきか考えながら「もう大丈夫だ」と思えるもの、「まだ足りないかもしれない」と思ってしまうもの、自信と不安が交錯した日々を過ごす時期だ。
受講生から「この論点は手を付けなくても良いですか」と相談を受ける機会が増えてくる。
多くの場合、今まで苦手意識があり後回しにしていた論点で、手を付けた方が良いにもかかわらず避けていたものである。
そんな受講生に贈りたいのが、「為せば成る為さねば成らぬ何事も」ということわざである。
意味は周知のことと思うが、「為す」は行動をすることであり、行動をすれば結果が出る、行動をしなければ何も起こらない、という意味である。
「会計士になりたい」という目標に向かって、会計士受験の道に進むという行動を「為し」、多くの悩みを抱えながら進んできた。
行動を「為し」たからこそ、「もう大丈夫だ」と思える結果を「成し」てきたのだ。
その道もあともう少し。
悔いを残さないよう、迷うものこそやり尽くし、今まで進んできた道のりを自信にして最後まで進もう。
そして、それぞれが思い描く「会計士」という新たな道のりのスタート地点に立って欲しい。