答練や公開模試で思うような結果を残せず落ち込んでいる人もいるだろう。
だが、諦めてはいけない。
失敗を積み重ねた先に大きな成功があるのだから。
今年もまた暑い夏がやってきた。
私は夏に多くの思い出があるが、その中で最も記憶に残っているのは会計士試験に挑戦した7年
前の夏である。
当時、学習は順調に進み、残すは論文公開模試のみとなったある日のこと。
公開模試で結果を出し、走り抜けるつもりだった。
しかし、私の計画に反し全く手も足も出ず、思ったような結果を残すことができなかった。
今までの成果が出せなかった悔しさ、合格できるのかという不安が一気に増し、私は受験生活の中で最も落ち込んだ時期を過ごすこととなった。
ただ、本試験は待ってくれない。
会計士試験の挑戦を応援してくれる友人、いつも励ましてくださる講師の先生方を想い浮かべ、もう一度がむしゃらに勉強に明け暮れた。
会計士試験挑戦を決めた自分に負けたくないという強い思いを込めて。
結果、11月に合格という吉報が待っていた。
もし、あの落ち込んだ時期に諦めていればこの結果は無かったであろう。
諦めさえしなければ、道は拓けるということを学生時代に経験できたことは私にとっての財産である。
私と同じく、合格者は誰もが苦しい状況を経験している。
それでも合格しているのは諦めなかったからである。
たとえ答練や論文公開模試で思い通りにいかなくても、もがき続けよう。
なぜなら、失敗を積み重ねた先に大きな成功があるのだから。
諦めない限り合格のチャンスは増え続け、必ず道が拓けてくる。
受講生諸君にはその先にある勝利への道を突き進んでほしいと強く願う。