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公認会計士の資格は人生の可能性を無限に広げるものである。

だからこそ、就職できるからと安易に考えず、試験勉強と同じくらい真剣に就職に向けた準備に取り組んで欲しい。

「勝負を決めるのは準備である」先日、テレビの中でサッカー日本代表の選手が発していた言葉が耳に残った。

会計士試験の勉強も、同じである。

会計士試験の勉強は、一朝一夕で身に付くものではない。

毎日勉強を積み重ねて、反復して準備をすることが、合格に到達するただ一つの道である。

そして、この稿が出る頃、公認会計士試験の論文式試験を受験された方にとっては、就職へ向けた準備が始まる時期でもある。

「監査法人への就職は、簡単に決まるから準備なんてあまり必要ない」という声をよく耳にする。

確かに、「就職」できるか否か、ということだけを考えれば、その通りかもしれない。

しかし、公認会計士としての人生を考えた時、合格するための時間よりも、合格した後の時間の方が遥かに長いことを忘れてはいけない。

公認会計士の資格は、単なる資格や職業を超えたものであり、「人生」の可能性を無限大に広げることができるものである。

今までは、試験勉強に真剣に向き合っている中、合格後の「人生」を考える余裕は持てなかったかもしれない。

論文式試験を終えた今だからこそ、自分が公認会計士としてどのように生きたいのか、今後の「人生」ための準備期間として真剣に向き合い、有意義な時を過ごして頂きたい。

勝負を決めるのは準備である。

会計士試験の勉強も、就職活動も、真剣に取り組むのに、今より早いスタート地点はない。

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