自らの意思で選択した道に誤りはない。
公認会計士試験を受験することを選んだのであれば、今は試験に向けて全力で取り組んで欲しい。
決戦を目前に控えたとき、人は何を考えるだろうか。
決戦までの過程、決戦の展開、決戦後の状況、様々なことが脳裏を過ぎることだろう。
試験を目前に控えた諸君も様々なことが脳裏を駆け巡っていることと思う。
ただし、何を慮ったとしても、真実はただ一つ。
時間は待ってくれないということだ。
来るべき決戦の日は刻一刻と近づいてくる。
ならば、試験を目前に控えた諸君がやるべきことは何か。
言うまでもなく、一分一秒を惜しんで、試験に向けてあらん限りの力を出しきることであろう。
日々、研鑽を重ね、自らの能力を磨き上げるのみである。
人生は選択の連続である。
自らの意思により選択した道に誤りはない。
人生の誤りとは選んだ道を後戻りすることである。
選んだ道を引き返してもそこに答えはない。
引き返した先にあるものは後悔だけであろう。
自らの意思で選択した道を進み、また目前に現れた分岐点で新たな選択をする。
選択した道で全力を出し尽くすことが経験となり、経験の積み重ねが人生を豊かにする。
人生の目的は試験に合格することではない。
試験の合格は人生を豊かにするための手段に過ぎない。
諸君は人生を豊かにする手段として、公認会計士試験を受験することを選んだ。
その選択をしたならば、まずは試験に向けて全力で取り組むのみである。
全力で取り組んだ結果として、次の新たな選択肢が目前に現れるだろう。
決戦に向け、ただ前進あるのみ。