激動の12月。
まもなく短答式試験。
そして、論文対策演習が始まる。
令和4年第Ⅰ回短答式試験をまもなく迎える。
発刊から2日後が短答式試験日であるから、本号を見ている方の多くはすでに短答式試験の受験後であろう。
令和3年7月から始まった幾多の演習を乗り越え、12月短答式試験にたどり着いた受験生のみなさんに敬意を表したい。
しかし、「本番はここから」。
公認会計士の合格は短答式試験の先にある。
さて、令和3年12月から論文式試験の対策が本格化していく。
租税法・選択科目の学習をこれから始める方も多いことだろう。
論文式試験の対策は、計算と論述がメインとなるが、短答式試験までの蓄えが大いに役立つとともに、「暗記」という作業が格段に多くなる。
短答式試験までは「暗記」という意識ではなく、肢を判別する判断力を磨いてきた。
臆せず伝えよう。
ここからは「暗記」が必要である。
もちろん暗記という作業も短答式まで乗り越えたみなさんなら乗り越えることができる。
テキストや問題集の内容を理解し、何度も読み返し、何度も書き、何度も声に出す。
記憶に定着させる作業は人それぞれであるが、決して苦痛を伴うだけのものではないと思う。
自身も暗記を楽しむことができた。
覚えたものが書けるのは楽しいことだった。
これまでとは色が違う「暗記」という作業を楽しんでいただきたい。
これまで何度も耳にしたであろう「演習受けずして合格なし」という言葉を最後に記す。
最後まで演習を受けきった者のみが、合格を掴み取ることができるだろう。