学習を進めていれば、自分よりできる人の存在が気になることもあるだろう。
だが、そのことを羨んだり妬んだりすることに意味はない。
他人と比較せず、一歩ずつ前へ進んでほしい。
勉強ができる人を羨ましいと思うかも知れない。
羨ましい、の語源はうらやむ。
ここで「うら」とは表と裏の裏であり見えない部分、すなわち心のことである。
「やむ」は病むである。
他人を羨ましいと思う気持ちは心が病んでいる、ということのようだ。
似た感情に妬む、という言葉があるので、何となく心が病むというのも分かる。
なお、妬むとは根(心根)が痛む、が語源のようだ。
勉強をしていると実力差は出る。
勉強が得意、不得意は明確にある。
これはある一定のコミュニティで学習をしていれば、如実に感じる事実である。
他人と比べてしまう方に、2020年に引退したJリーガー、川崎フロンターレのバンディェラ(チームの象徴的な存在)が若者達へ向けて語っていた言葉を伝えたい。
「できてないからダメじゃなくて、できるようにすれば良い。できるやつはもっとやれば良い。他人と比較は意味がない。自分がどれだけうまくなるか。誰か一人でも先に行けよ。そしたら後からみんなついていく。」
勉強はチームスポーツとは異なるが、その心持ちは共通する部分がある。
勉強が得意な人は先にボーダーを超える力を身に付けるだろう。
先に行ってもらえば良い。
それを羨んだり、妬んだりするのではなく、「あいつやったなあ。自分も必ず追いつくぞ。」と純粋に自分の実力を伸ばすことだけ考えよう。
人と比べずに、一歩一歩実力をつけていけば良いのだ。
正しいやり方を継続すれば、必ず伸びる。
結果、受かる。
絶対に受かる。
さあ今日もまた一歩成長しよう。