反復練習の効果は、正しい解法を身につけ同じミスを繰り返さなくなることである。
学習開始時は順調にカリキュラムを消化し成績も上位に位置していたが、成績不振はすぐにやってきた。
学習内容が多岐にわたり暗記の量が多くなると、簿記1級を取得したことによる貯金も底をつき順位が下降していく。
課題を二つ決めた。
一つは自習室に最後まで残る。
もう一つはミスの量に応じて筋トレをする。
夜間の自習室は人気がなく孤独だったが、戸締りで巡回している講師に「遅くまで頑張ってるね」と励まされる心地良さが前者の課題の成果であった。
やることが多すぎて優先順位が漠然としていたので、自習室での最初の1時間は苦手科目の基本論点に向き合い、苦手科目を平均的な水準まで引き上げることを目標とした。
答練で類似問題は解答できるようになるが、出題形式が変わると間違える。
まだまだ習熟度が低い。
日々、反復練習に没頭する。
成績に反映されるまで数カ月かかったが手応えを掴んだ。
後者の課題にそれるが、成績よりも先に体が仕上がった。
凹凸がわかる腹直筋、隆起する僧帽筋、肥大する広背筋。
執筆にあたり、適度な運動や筋トレが学習効率に寄与することを確認した。
不安で迎えた合格発表も無事に合格すると、受験期間の日々が良き思い出に変換される。
COMPASSで身につけた知識は受験生の懐刀。
自分の成長を信じ、焦ることなく一歩ずつ前進しよう。