公認会計士の仕事には、いたる所に成長の糧がある。
真剣に取り組むことで成長を実感でき、やがて公認会計士であるからこその大きな目標を持てるようになる。
だからこそ、今の皆さんは将来を信じ、ただひたすら合格だけを目標にして全力を尽くして欲しい。
友人が転職をした。
7年務めた監査法人から財務部長としてベンチャー企業に行くという。
責任の重さに不安があると言いつつも、この先のビジョンを壮大に、且つ一方で詳細に熱 く語る彼が輝いて見えた。
彼が公認会計士を目指したのは、明確な目標があったからではなかった。
大学時代、何かに本気で取り組みたい、それを形に残したいとの思いからだ。
受験時代は本気で勉強をした。
合格だけが目標、それ以外は何もなかった。
就職では監査で経験を積み、その先はコンサルティングでもと漠然と考えていた。
実際に仕事についてからは無我夢中で、目標を考える余裕なぞなかった。
4年目。
今の仕事が面白い、今の会社で仕事を続けていくのも悪くないと話すようになっていた。
クライアントの将来を直接左右する折衝、最先端の技術に触れる豊富な機会、上司・先輩からの本気のアドバイスと、公認会計士の仕事にはいたる所に成長の糧があった。
なにより、真剣に仕事に取り組むことで成長を実感できた。
そして6年目。
人生を賭ける目標を見つけた。
公認会計士だからこそ見つけられた目標だった。
皆さんが公認会計士を志した理由は様々だろう。
ただ、見失わないで欲しい。
公認会計士が本気の人達と数多く出会い、本気で向き合う事ができる職だと言うことを。
そして、本気の人と本気で向き合うことに勝る成長の糧はないことを。
今の皆さんに合格以外の目標はいらない。
ただひたすら合格を目指し全力を尽くすだけだ。
合格の先には、公認会計士だからこそ見つけられる、人生を賭けうる目標があることを信じて。
皆さんの全力が成果に繋がることを祈る。