5月短答が近付いてきた。皆さんは日々努力を積み重ね、諦めない姿勢で当たり前のように勉強してきたことだろう。
最後にもう一つ、普段通りに試験に挑めるように入念な準備をしてもらいたい。
今年の3月、プロ野球で数多くの記録を打ち立てたイチロー選手が、惜しまれつつ28年の現役生活に終止符を打った。
私の時代では、日本人がメジャーリーグで活躍することなど想像もできなかったため、夢を実現していく彼のプレイに一喜一憂したものだ。
当然、才能はあったと思うが、身体的に他の選手よりも恵まれているとは言えない彼が、なぜ成功を掴むことができたのであろうか。
彼の名言の一つに
「特別なことをするために、特別なことをするのではない。特別なことをするために、普段通りの当たり前のことをする」
がある。
日々の小さな積み重ねや、結果が出なくても諦めない姿勢が「当たり前」をつくり、入念な準備を行うことにより「普段通り」のプレイができ、成功につながったのである。
5月短答を目前に控える皆さん、試験前日・当日のイメージトレーニングをしっかり行うことをお勧めする。
前日に持ち物を確認し、23時には就寝。当日は6時に起床し、朝食を摂り、予め調べておいた経路で8時30分に会場へ到着。
席に着きお手製のノートを確認する…。
できるだけ具体的に、短い時間で構わないので毎朝行う。
当日の緊張を完全に取り除くことはできないかもしれないが、少しだけ慣れることはできる。
「普段通りの当たり前」ができれば、合格の可能性はひろがる。
ここまできたらファインプレイは狙わない。
「普段通りの当たり前」で試験に挑もう。
皆さんの検討を祈る。