本試験で思うような結果が出ないと感じたなら、今こそ気持ちを入れ替えて真剣に勉強に取り組んでみよう。
短期間で、学力のみならず精神的にも成長する。
講師の仕事をしていて心を打たれる瞬間は、当然受講生さんの合格である。
だが、それと並ぶぐらい心を打たれる時がある。
受講生「12月短答までテキトーに勉強していました。勉強を止めようとも思いましたが、もう
一回だけ本気でやろうと思います!」
私「そう言ってすぐテキトーな勉強に戻る人も見てきたよ」
受講生「そうなったら、厳しく対応して下さい!」
目は真っ直ぐだが今までが今までなだけに本当に大丈夫かな?と感じてしまう。
それからは今まで、模試や答練の日に高確率で「体調が悪いので休みます」だったのが、早朝答練に必ず出席するようになる。
個別面談をしている時「○○が忙しくて…」が口癖だったのが、「○○が忙しくて…って言い訳でしたね。意味がない発言でした」に変わる。
毎日のように質問に来るようになる。
答練で得点はできているのに自分の考え方が間違っていないか?確認しに来る。
答練の成績が伸び、誰が見ても合格確実ラインの成績になっているのに、当人は「ここは得点ができたはずです。まだまだです」と言う。
ふと顔を見ると初めて見た時よりはるかに大人びた顔になっている。
私自身が「人の可能性を私が判断するものではない」と反省する。
この短期間で学力もだが精神的にもこれだけ成長するのか!と心が打たれる。
公認会計士試験の勉強は学力だけでなく精神的にも強くなれると思う。
8月の論文式試験に向け、成長し続けよう!