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試験範囲の広さに辟易してしまい、何をしてよいのか見えないこともあるであろう。

そんなときでも、前へ一歩進むことしか、目標へ到達するすべはない。

夢を実現するために必要なことは何であろうか?

たゆまぬ努力・天性の才能・本試験における運のよさ、どれも必要なものかもしれないし、はたまた違うものかもしれない。

夢を実現するために必要なことは、第一歩を踏み出すことであると私は思う。

短答式試験を直前に控えている受験生諸氏は、当然公認会計士になる夢をかなえる第一歩を踏み出している方々である。

さて、短答式試験を目前にして受験生諸氏は今どんな気持ちであろうか?

短答直対答練も終わり、復習をしている頃合いだと思われるが、試験範囲のあまりの広さに肝易していないだろうか。

唐突ではあるが、仮に公認会計士試験の10倍の試験範囲がある資格試験があったとしよう。

その場合、何から勉強するのであろうか。

やはりーつずつ学習するしか方法はないのではないだろうか。

効率的な学習という言葉もあるが、効率の良い学習をしようが、効率の悪い学習だろうが、まず第一歩を踏み出さない限り、前には進めない。

そして、それがどんなに歩幅が小さかったとしても確実にゴールまでの距離を詰めてくれる一歩である。

本試験直前の最後の一瞬まで諸氏の努力はゴールにつながる一歩となる。

また人生の目標を達成するための一歩ともなる。

今この瞬間は苦しいかもしれない。

が、しかしもう一歩前へ進み、最後まで歩みを止めず夢への距離を詰めて頂きたい。

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