10年・20年後の自分自身を成功に導くためには、1年後の自分がどうなっていたいか、目標を設定する。
その目標を達成するために、1ヶ月・2ヶ月後の目標を設定する…。
とある業界で売上高が日本一になった企業の経営者が、自分の考える経営者像について語っていた。
「経営者は、企業の10年・20年後の目標を設定し、10年・20年後に目標を達成するよう導いていく者」であると。
実際、その経営者の方は50年後の目標を設定し、その目標を20年で達成するよう計画しているらしい。
50年はおろか、10年・20年先の目標を設定し達成させることは、凡人の私には到底不可能に思えてくる。
さすがに10年・20年先の目標設定は難しいが、1年後に自分がどうなっていたいか、そんな目標は誰しも計画した覚えはないだろうか。
そして、まさに今、1年後の論文式本試験を受験し、見事突破されているという目標を設定し、日々、学習されていることであろう。
ただし、やみくもに目標を設定しても、それまでの過程に計画性がなければ目標も理想でしかなくなることもこれまでの経験で痛いほど実感されているのではないだろうか。
是非、皆様には計画的に学習を進めていただきたい。
計画的に学習を進める上でのポイントは、「さらに短いスパンで具体的な目標設定をすること」である。
例えば、およそ2ヶ月後に始まる短答直対答練までに、テキストや答練を複数回読み、解く。
そして、そのために今日・明日はこれをやる…、など。
皆様は、自分自身の人生をマネジメントする自分自身の経営者である。
明日の自分、1年後の自分をマネジメントすることが、ひいては、10年・20年後の自分自身を成功に導くことになるのだから。