どんなことでも夢になる。
「できるか、できないか」で将来の夢を考えるのではなく、「何がしたいのか」そして「そのために何をやればいいのか」を見つけながら道を切り開いて行こう。
息子に夢はあるかと聞いてみた。
「ウルトラマンになりたい」
まだ幼い頃の彼にとってはなるほどと思った。
高校生になった頃に再び聞いてみた。
「近所のコンビニエンスストアでアルバイトがしたい」
驚いてしまった。
それって夢なんだろうか。
夢ってかなわないけれど、もしかしたらかなうかもしれないようなものではないのか。
「何故、そこでアルバイトがしたいの」と聞いてみた。
答えは想像できた。
欲しいものを自分のお金で自由に買えるようになりたいからだと。
ところが「ある日、財布からお金を出すときに落としてしまい棚の奥の方に入ってしまった。そのときアルバイトの学生さんが汗を流しながら一所懸命探してくれた。ようやっと取れて渡してくれたときの笑顔が忘れられない。とても嬉しかった」
また驚いた。
夢がないのは私だった。
どんなことでも夢になる。
年齢を重ねるほど何がやりたいか何ができるかを考えるとき、できるかできないかで決めてしまう。
どうせだめだ。そんなの無理だ。と諦めてしまう。
そんな自分が恥ずかしくなった。
ある方も言っていた。
どんなことでも、やるかやらないかをまず決める。
そして、やると決めたら、どうしたらできるかだけを考える。
できそうならやるでは結局何もできない。
「何になりたい。何がしたい」をいつも考える。
見つかったら次に今できることを見つけて少しずつ道を切り開いていく。
息子から夢の対象になれるようになりたい。
それが今の私の夢である。家族の前では笑顔になる。
私が今頑張ってできることである。