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本気で合格したいのであれば、まずは日々の生活態度を見直して欲しい。

目標に向けて本気で取り組んだ生活体験は、試験合格だけではなく、その先の実務でも活かされるのである。

終了考査を受験したときの話である。

幸いなことに数週間集中して勉強できる時間をとることができたため、必死になって勉強した。

朝は必ず6時に起床し、自習室に入り、夜9時に閉館となるまで自習する日々である。

食事や風呂など以外、勉強しかしていない。

もちろん、この数週間以外にも多少勉強はしていたが、総学習時間が足りないとは思わなかった。

他の受験生に負ける訳がないと思っていた。

無事に合格できたが、受験生諸氏にお伝えしたいことは、本気になって勉強に取り組むということは、当然にその生活態度も変わるということである。

かのプロ野球選手のイチローも夜10時以降は、決して食事をとらないという。

ご自身の生活をふりかえってもらいたい。

早朝答練を受けるはずだったのに朝寝坊していないだろうか。

夜遅くまで、勉強以外のことをしていないだろうか。

本気になることで生活が変わると述べたが、その逆でもよい。

本気になろうがなるまいが、生活から変えてしまうのである。

そんな受験生活を1年以上続けるということは、想像を絶する忍耐力と信念が必要と思う。

しかし、こうも考えることができる。

我々はすでに仕事をしているのだと。

仕事をする社会人が朝寝坊して出社するであろうか。

やりたくないからといって取引先との重要なプレゼンを欠席するであろうか。

公認会計士の受験勉強は実務に直結している。

会計士試験は、将来必要とされる社会人としての素養をも試していると思えてならないのである。

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