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本試験までにやるべきことはたくさんある。

結果を求められる試験である以上、悩みも尽きないことだろう。

だが、そこで立ち止まってはいけない。大切なのは今何をしているかだ。

生まれ育った地を訪れる機会があった。

歳月が街並みを大きく変え、当時からあるお店はもはや少なくなり、無邪気に走り抜けた小道は、道そのものが無くなっていた。変化に戸惑いつつ、目的地へ向かうと、街外れの小さな工場はまだ残っていた。取り囲むように流れる細いドブ川。聞こえてくる機械音。黒ずんだパイプから出る白い蒸気。そこだけ時が止まっているかのようだ。

ふと、当時の記憶が蘇ってくる。進むべき道が分からず、やり場のない感情を抱えながら、時の過ぎるままに生きていた頃の記憶。狭い世界で物事を考え、周りへの感謝を忘れていた自分の姿。それを変えた些細なきっかけ。暗闇の中に光を見つけた瞬間が確かにあった。

それからは、吹っ切れたように何事も前向きに取り組めるようになった。その後を振り返れば、意味の無い事に全力を尽くしていたなとも思う。

だが、何をやったかよりもどうやったかに価値があると思えるようになった。特に青春のエネルギーは使い果たす事にこそ意味があるだろう。その先には輝く未来が待っていると信じている。

会計士受験生にとって、本試験までにやるべきことは山積みである。答練の成績、合格可能性、出題予想とあれこれ不安も尽きないだろう。資格試験である以上、結果はどうでもいいとは言えないのも事実であり、それが悩みを増幅させる。殻に閉じこもるのは簡単だ。

だが、今日が昨日になるように、すべての出来事はすぐに過去になる。数年経てば、会計士受験も思い出の一つに過ぎなくなる。

大切なのは今この一瞬をどう過ごしているかだ。会計士試験の勉強に魂を入れ込んでいるか。

傷だらけになっても、立ち向かっているか。

いつだって結果はその先に待っている。

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