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情報集約の方法「これ1冊」の作り方

いよいよ本格的な答練期がスタートします。

理論科目については、形式的にはインプットが終了している時期ですが、積み残した論点が山ほどあるはずです。

そこでこの時期は、答練の予習と復習という形で答案作成に直結するインプットをしつつ、直対期に資料の整理で忙殺されないよう徐々に「情報の集約化」を図ってください。

今月号の特集では、テキストを中心とした「情報の集約化」の方法を2017年の現役一発合格者の方にお伺いしました。

私のテキスト活用法

①わかりやすさと 見やすさを重視!自分だけの特別な〝1冊〞を作成!

テキストへの書き込みは見やすさ重視で丁寧に行い、できるだけテキストに情報が集約するようにまとめました。

試験会場へテキスト類を持参する際にも、(すべての教材を持っていくことができないため)答練の中でもテキストに載っていないページだけをピックアップしたり、テキストに書き込んで準備するなど、必要情報を集約するように努めました。

その際の書き込みに関しては、答練がある程度終わって全体像が見えてきた段階で、自分の中で理解しながら書き込むよう徹底しました。

テキストの主な使用方法は次のとおりです。

●付箋

色分けして使用していました。

・・・似たような論点
オレンジピンク・・・ほどほどに覚えたい論点
黄緑・・・余裕があったら覚えるor重要度が落ちる論点
・・・一番忘れそうな論点。本試験前に見れるように直前期に貼り替え

横の並列・・・研究論点

特にこの研究論点に関しての付箋並列にはこだわりがあります。
また、論文に出やすい論点を中心に各種貼っていたので、その箇所を中心に読み返すようにしていました。

●ペン

見やすさ重視でシンプルな色合いにこだわりました。

・・・比較的重要な箇所
・・・目に留めたい箇所
鉛筆・・・板書の書き込み

●マーカー

色分けに関しては、基本的に講義で指定されたものに倣って使用しました。

ピンク・・・条文
オレンジ・・・趣旨
黄色・・・自分で気になる箇所

等で色分けを行いました。

まとめノート等は特に作りませんでしたが、似たような論点やリンクするものは紙にまとめて挟んだり、ページ数をその箇所に書き込むなど工夫しました。

②楽しみながら効率的な学習方法を確立!何事もバランスが大事!

会計士の試験勉強を始めるにあたり、「なるべく楽しみながら勉強を進めていこう」と最初から心がけていました。

友達との会話の中でも、面白おかしく用語を使う等、できるだけつまらなさや辛さを感じることのないよう、気持ちを作っていきました会計士の試験勉強で、最も活用できた場所は大原の自習室です。

自分と同じように電卓を叩きながら頑張っている人たちがいる環境のおかげで、自身のモチベーションを保ちながら勉強に励むことができました!

また、行き詰まりそうになった際には、気分転換に一日遊びの日を入れて自分をある程度満足させ、気持ちを切り替えました。

メリハリをつける事もモチベーション維持には必要だと感じています。

科目の勉強量の比重や大学との両立など、何事もバランスには気を付けるようにしました。

現在、会計士を目指して勉強に励んでいる皆さんへは「遊びも勉強も全力で頑張ってください!」と伝えたいですね。

今回の会計士試験で学んだことや経験を活かし、将来的にはなるべくたくさんの人の助けになるような、ありがとうと言っていただけるような会計士を目指していきたいと思います。

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