この記事をシェアする!

公認会計士試験は、 ただ闇雲に知識を詰め込むだけでは合格できない。

何が重要で、 何が重要でないかをしっかりと理解して学習を進めてほしい。

受験を「戦い」と見れば、そこには「戦術」と「戦略」が必要とされる。

「戦術」とは、戦いに勝つための個々の具体的方法であり、「技術」である。

会計士の受験で言えば、計算方法や仕訳、規定解釈などの個々の知識となる。

「戦略」とは、「戦術」の上位概念であり、特定の目標を達成するための枠組みや方向性を指すが、ここでは「思想」としておこう。

基本となる「技術」は必ず押さえなければならない。

武器も持たずに戦いに挑むのは無謀であろう。

基本論点は必ずやるべき範囲とし、その範囲内であればすべて解答可能なように繰り返しやって準備する。

次に、与えられた問題に対しては、何が求められているかを考え、自分の知識の中から最も適切と思われるものを抜き出し、また、知識をリンクさせて解答の切り口を考えれば良い。

試験は、単に「技術」(戦術)だけでは合格できない。

「思想」(戦略)が必要とされる。

「思想」とは、心に思い浮かべ、考えることであるが、ここでの「思想」は、何が重要で、何が重要でないのかの「価値判断」ができるような「しっかりした考え方」を意味している。

また、そのことを何故なさねばならないのかという「確固たる信念」と置き換えても良い。

何故、演習を受講しなければならないのか。

何故、繰り返し問題を解き、テキストを読まなければならないのか。

その重要性を理解し、「確固たる信念」をもって学習を進めることが、本試験の場において、自分の力を120%引き出すことに繋がるのである。

『COMPASS』のバックナンバー
『資格の大原』会計士講座のご紹介

この記事をシェアする!