1点でも多く獲得しようとする準備の積み重ねが、多くの点数を獲得することにつながる。
誰しも「あと1点だった」「あともう少しだった」と悔しい思いはしたくない。
そのために1点でも多く、1ポイントでも多く得点できるように準備をしているのである。
この話をすると思い出される学生時代の悔しい思いをした試合がある。
全国優勝まであと僅かの試合で、僅か1ヤード足りずに負けた。
正に目の前にあった「勝利」の二文字が遠く感じた日である。
その日から1ヤードに拘って日々日々練習したことを鮮明に覚えている。
妥協せず「もう1ヤード、もう1ヤード」と一歩でも多く前進することが出来るように。
ここで気を付けなければならないのは、一歩でも多く前進することに拘った結果、本番で一歩しか進めない、また1点でも多く、1ポイントでも多く得点することに拘った結果、本番で1点しか得点が伸びない、というわけではない。
一つ一つに拘ることによってーつーつの精度が上がり、その積み重ねがあるからこそ多く得点ができるようになるのである。
例えば、「ケアレスミスをしてしまった」「問題文を読み飛ばしてしまった」等が生じない事に拘ることも、1点でも多く得点できるようにするための準備なのである。
妥協せずに準備をする。
そして、準備をしきって、いざ本番が来た時には最後のホイッスルが鳴るまで妥協せず一歩でも多く前進し1点でも多く 得点することに拘ろう。
目の前の「勝利」を掴み取るために。