今年の本試験は例年と異なる。
何が起きるかわからない。
だが、どんなときでも共通しているのは最後まで諦めなかった者が合格することだ。
息子がサッカーを始めた。
週末は練習に付き添っているのだが、新学期初めの練習は親子サッカーを行っている。
親たちのミッションは、①ケガをしない(これが一番大事)と②子供に負けないである。
相手は小学1・2年。
負けるはずもなく、最初に点を取っておき、守りを固めた上で子供たちにアドバイスしながらゲームを進めていくのである。
勝負に勝つ気で臨む子供たち。
しかし途中から明らかに諦めモードの子供が増えていく。
『もう いいや〜。』と口にする子供さえ出てきた。
そんな中、最後まで諦めず、1点でも取ろうとする子や、ボールをカットされると悔しくて声を出す子だけが最後まで頑張っていた。
ゲーム後、頑張った子供たちにチームのスコア毎に金・銀・銅のメダルが授与される。
しかし全員分の用意はなく、得点を挙げた子供たちから順番にメダルが授与された。
大人相手に勝てはしなかったものの、最後まで諦めなかった子だけがもらえた栄誉だった。
間もなく短答式本試験。
大きな社会情勢の変化の中、今年は一発試験という例年と異なる試験実施である。
いつもと違う本試験。
何が起きるか分からない。
最後まで諦めない。
諦めずに最後まで戦った者に合格という金メダルは与えられる。
そして、苦しくなったらピッチサイドを見てほしい。
我々講師陣はピッチサイドで力の限り声援を送り続けている。
「一肢の判定力」を磨き続けてきた皆さんの頑張りを、傍らで見守ってきた証言者として。