10年後、2020年という年を振り返ったとき、「あのとき、気持ちを切らさず続けたからこそ、今の自分がある」と胸を張って語れるようになろう。
2020年は、皆さんの人生の中でも、一生の記憶に刻まれる分岐点になるはずである。
2020年は5月に短答式試験が行われ、7月に東京オリンピックが開幕し、8月に論文式試験が行われる・・・。
1年前の今頃は、これらのことを何の疑いもなく当たり前のことと捉えていたであろう。
しかし、新型コロナウィルスの感染が拡大し、東京オリンピックは1年延期、短答式試験と論文式試験も約3か月、実施が延期されることになった。
美味しい料理を囲んで歓談しながら食事をしたり、スポーツ観戦をしながら皆で声をはりあげ
て応援することも自粛しなければならなくなった。
今まで、当たり前にできていたことに対して、種々の制約が課されている。
2020年という年は、人類の歴史の中でも一つの分岐点として後世まで語り継がれる年になる
であろう。
このような事態に対し、皆さんはどのような姿勢で取り組むのであろうか。
「何でこんな年に当たっちゃったんだろう・・・」
そんな気持ちになることも少なからずあるだろう。
ただ、皆さんがこれまでの学習で積み上げてきたものは、今回の事態で簡単に崩れてしまうような、弱いものではないはずである。
種々の制約は短期的には変えようのないものとして受け止め、その中で最善を尽くしていく。
その積み重ねが望む結果へと導くはずである。
10年後、2020年という年を振り返ったとき、
「大変な年ではあったが、あのとき気持ちを切らさず続けたからこそ、今の自分がある」
こんなことを胸を張って語れるよう、今できることに取り組んでいこう。
2020年は、皆さんの人生の中でも、一生の記憶に刻まれる分岐点になるはずである。