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公認会計士の受験勉強とは自分との闘いである。

この正念場を乗り越える姿は多くの人を惹きつけ、さらには会計士として活躍する姿へと続く。

諦めずに前を向き続けて欲しい。

高校時代、あまり学業に熱心ではなかったが、好きな授業が一つあった。

世界史である。

得意な科目は数学や物理といったロジカルな科目であったが、好きな授業はと言えば世界史であった。

理由はシンプルなもので、先生の授業が面白かったからだ。

世界史は史実をただ「暗記する科目」という認識が、時代背景を雄弁に語った後に歴史上の人物を右に左に教壇狭しと何役も演じる一人芝居のような授業を受けてから「人の心情を理解する科目」へと変わった。

この先生は私に大事なことを二つ教えてくれた。

一つは、物事は伝える側次第で変わるということ。

これは私の仕事に直結するものであり常に意識し続けている。

もう一つは、ドラマチックなものは人を惹きつけ、記憶に残るということ。

こちらはぜひ会計士受験生諸君にも意識をしていただきたい。

どんな科目も字面を暗記するだけではなく、背景やそこに携わる人の気持ちを想像すると理解が深まり、記憶にも定着するものだ。

皆さんがいつか、人生をドラマのように振り返るとすれば、今が一番の見せ場となる。

ここでの頑張りがその後の展開を決める。

会計士の受験勉強は自分との闘いであり、甘えを断ち切り、弱さと向かい合い、成長する。

作品の輝きを決める大事な場面であり、正念場を乗り越えた主人公は魅力的で観客を惹きつける。

そして会計士として精力的に活躍する姿へと続いていく。

物語の主人公とは、時に打ちひしがれ、弱音を吐きながら、それでも決して諦めずに前を向き続けるものだ。

最後まで自分を信じて本試験に挑もう!

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