本試験が近付くと、焦るなというほうが無理かもしれない。
だが、こんな時期だからこそ目先のことにとらわれずに視野を広げ、自信を持って勉強を進めて欲しい。
今の時期、友人や家族から「本試験までもうすぐだね」と言われると、「さあ緊張しましょうね」と言われているようにも感じます。
「本試験」を意識すればするほど、焦りや緊張が大きくなり、普段の勉強が手につかない経験をした方も多いのではないでしょうか?
月刊コンパスの巻頭を借り、大変恐縮ですが、私が受講生の時に行っていた、本試験直前の勉強を普段通りに行うための方法を2点ご紹介します。
第1に「本試験」を「夢に向かう通過点の1つ」と考える事です。
皆さんは、なぜ公認会計士になろうと思いましたか?
社会貢献がしたい、ステータスを得たい等の様々な理由があると思いますが、本試験に合格しただけでその夢が叶う訳ではありません。
つまり本試験は皆さんの人生のゴールではなく、人生の夢に向かう1つの通過点なのです。
その先のずっとずっと長い道のりをイメージしましょう。人は視野が広くなると、心に余裕が生まれます。
次に、自信を持って勉強する事です。
これまでの努力を思い出してください。
雨の日も暑い日も大原に通った日々、答練の結果が良くなくても復習をした事もあったと思います。
今まで経験してきた勉強風景を思い出しましょう。
すると、一生懸命に勉強した自分に自信が出ます。
努力は嘘をつきません。
暑い時期ですが、体調に気を付けて、自信を持って普段通り勉強して下さい。講師一同皆さんの健闘をお祈りいたします。